沼ノ端駅(千歳線)
◆沼ノ端駅は工事中だった。
次に向かったのは、隣の沼ノ端駅である。この駅を境に千歳線と室蘭本線が分岐していく。2面3線のホームの駅舎側が室蘭本線、向こう側2線が千歳線のようだ。ここから札幌までのメイン路線は、室蘭本線から千歳線に切り替わり、特急列車は、すべて千歳線経由になってしまう。ここから、岩見沢までの室蘭本線は、単線非電化となるローカル線になっていく、寂しいもんだ。途中の追分駅で石勝線に乗り換えられるが、千歳線の南千歳から石勝線に入るのが常套手段のようだ。駅舎は、そこそこ古いが、オンボロといった感じは無く、タクシーも数台客待ちをしている。しかし、待合室には誰もいない。ホームに出てみると、なにやら工事中のようだ。大きな橋脚が建てられているようなので跨線橋の建て替えをするようだ。苫小牧駅のような立派な跨線橋駅に生まれ変わるのではないだろうかと想像したが、詳細は定かではない。あくまでも私の予想なのだ。そうこうするうちに、183系特急北斗が、札幌方面に駆け抜けた。北の気動車はエンジン音が凄い。普段電車に慣れている私は、このけたたましいエンジン音が好きだ。脈々と伝わる心臓の鼓動を聞いているようで実に壮観な感じがする。本州ではほとんど見受けられなくなった183系が北海道ではまだまだたくさん現役で運行されている。電車には無い、荒い息遣いが、伝わる北の気動車だ。
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